こんにちは。Architect Designerの福田です。
皆さん、クリ英ター永和では木材の製材から施工までを一貫して行っていることはご存知でしょうか?今日はその中でも自社独自の工法である、軸組パネル工法についてご紹介します。
軸組パネル工法(外部耐力壁に耐震パネル材②を使用し、内部耐力壁に柱間に木材をかける筋交い①使用)を採用しています。パネル工法のメリットとしては、面で支えることによって、地震や強風に強い建物を構成するという点があります。
先日、私は自社工場のパネル工場の見学に行ってきました。工場では大空間に外壁パネルの機械が並んでいて、パネル製作過程を一から見ることができます。
これは工場内の様子です。
以下は製作過程です。
①まず、柱と梁を用意します。物件により柱の間隔も梁の大きさや種類も異なります。
②柱と梁を機械にセットし、パネル(面材)を取り付けていきます。
耐力壁としての効力を発揮するために、パネルを柱に取り付ける釘のピッチも決められていて、機械で正確に釘を打っていきます。
③サッシを取り付けます。大開口サッシ以外のサッシは工場で取り付けます。サッシ廻りには漏水しないために防水テープを両面に施工します。
④透湿防水シートを取り付けます。サッシ廻りは防水テープの上に透湿防水シートを張ることで、2重防水になるようにしています。この段階では透湿防水シートがめくれていますが、施工時に現場で他のパネルにかぶせてしっかりと留めます。
⑤最終検査をし、パネルが変形しないように立て掛けて完成です。
工場でパネルを構成することにより、しっかりした品質確保、施工現場での工期の短縮や施工精度の向上などメリットがたくさんあると改めて感じました。
パネル工法について少しでも興味をもっていただければ幸いです。